【やりたいことの見つけ方】落合陽一『働き方5.0』をもとに私からの提案があります(要約・書評)

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脳みそ
  • 自分のやりたいことがわからない
  • 夢が見つからない
  • けれど、とにかくカッコいい生き方をしたい!

子どもの頃とは違い、酸いも甘いも経験し現実を知った大人は「自分のやりたいことがわからない、夢がない」と悩むケースが非常に多いです。

そんな方に、落合陽一著『働き方5.0~これからの世界をつくる仲間たちへ~』を是非ご紹介したいです。

この本では「スーパースター落合陽一」が「これからどう生きるべきかを」についての面白い主張をしています。ただ、忙しい皆さんは本をじっくり読む暇がないかもしれないです。

そこでこの記事では『働き方5.0』を簡潔に要約しつつ、最後に私の意見も交えてこれからどう生きるべきかの提案をみなさんにします。

この記事を読めば「自分のやるべきこと」がはっきりし、「次に向けて行動するきっかけ」をつかむことができるでしょう。

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目次

そもそも、落合陽一とは

本書の著者である「落合陽一」をご存知ですか?

  • まず、落合陽一って誰?
  • すごい人って聞くけど、どこがすごいの?

という方のため、本題に入る前に著者の簡単な紹介をします。

経歴は開成高校→筑波大学→東京大学。

そして、やってきたことは

  • ノーベル賞受賞者と肩を並べる
    ワールドテクノロジーアワード(ITハード部門)受賞。
  • 大学時代に総務省から「スーパークリエータ/天才プログラマー認定」を受ける
    経済産業省の外郭団体である情報処理推進機構、「IPA」が推進する天才プログラム認定を受ける。
  • 東京大学の博士課程を史上初の短縮終了
  • 欧州最大のVRの祭典Laval VirtualよりLaval Virtual Awardを2014年から2017年まで3年連続4回受賞
  • 世界中のメディアに取り上げられている
  • 国のプロジェクトに参画
    2025年の大阪・関西万博のプロデューサー等
  • 筑波大学の准教授
    過去には筑波大学学長補佐も
  • ベンチャー企業CEO

等。

要はめちゃくちゃすごい人です。

詳しくは本人の記事落合陽一が何者かわからないときに読むnote(無料配信)へ。

そして、この落合陽一が、彼の叡智を詰め込んだ、人類の聖書とも呼べる本を2020年に出版しました。

それが、今回の記事で扱う

『働き方5.0~これからの世界をつくる仲間たちへ~』

です。

『働き方5.0~これからの世界をつくる仲間たちへ~』

著者の紹介はこのくらいにして、本書の紹介に入ろうと思います。

この本の主張を一言でまとめると、

みんな、俺と一緒に「働き方5.0」をしようぜ!」ということです。

え、「働き方5.0」って何?って思いますよね。

なので、この「働き方5.0」について解説していきます。

働き方5.0とは

「働き方5.0」とはSociety 5.0での働き方です。

Society 5.0とは、内閣府の科学技術基本計画で提唱されたもので、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)」のことです。

要は、「AIやロボットが幅広い分野で進化し、人間とともに働いていく時代」のことです。

これまでの「狩猟社会(1.0)」「農耕社会(2.0)」「工業社会(3.0)」「情報社会(4.0)」に続く、新たな社会がSociety 5.0

『この「Society 5.0」の時代において、従来の働き方をしているだけではAIやロボットに淘汰される。だから働き方もアップデートしよう!』というのが著者の主張。

アップデートした働き方が、「働き方5.0」なのです。

じゃあ、「働き方5.0」って具体的に何すればいいの?って話になります。

この疑問に対し、著者は、「働き方5.0」をしたいなら、「クリエイティブクラス(専門性を持った人間)になれ」と主張しています。

「クリエイティブクラス」とは何か?ということについて、以下説明をします。

クリエイティブクラスとは

「クリエイティブクラス」とは「創造的専門性を持った知的労働者」のことです。

例を挙げれば、

著者の落合陽一や、ホリエモン、スティーブジョブズやマークザッカーバーグなど。

簡単に言うと、誰にも真似できない圧倒的な個を持ち、時代の先駆者になっている人たちです。

これまでの労働者は「ホワイトカラー」と「ブルーカラー」の2つに大別され、「ホワイトカラー」を上位に置きがちでした。しかし現代ではこの区別が崩壊しつつあります。

なぜかというと、スティーブジョブズのような「クリエイティブクラス」という存在が出てきたからです。

現代の資本主義では、この「クリエイティブクラス」がホワイトカラーの上位に位置しています。

なぜなら、彼らには「知的な独占的リソース」があり、株式や石油などの物理的な資本を持っていなくても、資本主義社会で大きな成功を収めることができるからです。

なので、「クリエイティブクラスになろう」ということ。

では、どうやったらクリエイティブクラスになれるのでしょうか?

クリエイティブクラスになる方法

簡単に言うと、独自の専門性を持てばクリエイティブクラスになれます。

しかし、これを目指すのは難しいです。なぜなら、ロールモデル(模範となるもの)が存在しないからです。

例えば、先ほど挙げた「スティーブジョブズのようになりたい」という目標を持ったとします。

しかし、唯一無二の存在だからクリエイティブクラスなのであって、彼をまねしたところで「もどき」にしかなれません。

また、専門性といっても、どんな専門性でもいいわけではないです。その専門性が、「今の時代に何の価値があるか」を説明できないとクリエイティブクラスにはなれないのです。

例えば、「石器をつくる専門家」になるとします。

もし、「なんでいまどき石器作ってんの?」と言われた時に、その意味や価値を合理的に説明できなければ「クリエイティブクラス」とはいえないのです。

単に「みんなと違う」だけではダメです。

では、どんな「専門性」を持てば良いのか?

以下の「5つの問い」に答えられれば、その「専門性」には「価値がある」といえます。

  1. それによって誰が幸せになるのか。
  2. なぜいま、その問題なのか。なぜ先人たちはそれができなかったのか。
  3. 過去の何を受け継いでそのアイディアに到達したのか。
  4. どこに行けばそれができるのか。
  5. 実現のためのスキルは、ほかの人が到達しにくいものか。

ちなみに、「専門性」というのは、ニッチな分野での専門性でも大丈夫です。

グローバル化が進んだ現在は、日本の1億人だけでなく、世界の70億人という巨大なマーケットで戦えるからです。

例えば、

ウナギトラベルという旅行会社。

これは、人ではなく「ぬいぐるみ」を旅行に連れて行く会社です。

観光地に行き、お客さんからあずかったぬいぐるみの記念写真を撮る。

お客さんは、その写真をSNSなどにシェアしてコミュニケーションを楽しむ。

かなりの少数派をターゲットにしたビジネスですが、世界70億人を相手にすればビジネスとして成り立ちます。

先程の5つの質問にあてはめてみましょう。

  1. 誰が幸せになるのか→ぬいぐるみの持ち主が幸せになる。
  2. なぜいま、その問題なのか。なぜ先人たちができなかったのか→過去と違い、現代はデジタル写真やSNSが普及したから。
  3. 過去の何を受け継いだか→既存の旅行代理店を受け継いだ。
  4. どこに行けばできるか→起業でできる(こんなビジネスをする既存の会社はないから、起業しかない)。
  5. 実現するためのスキル→経理のスキルなど。このサービスをはじめた方は証券会社出身。他人が簡単に身につけられるものではない。

もう一つ例を紹介します。

プロジェクト・ダニエル」という事業です。

これは、IT技術を使っていろいろな医療問題を解決する「Not Imossible Labs」というチームが始めた「3Dプリンターを使って安価な義手をつくる」という事業です。

企業から支援を受けながら、ロボットハンドの開発者や神経学者などがチームを組んで、プラスチック製の義手をわずか100ドルで作れるようにしたのです。

「なぜ先人たちができなかったのか」といえば、「安価な3Dプリンターがなかったから」という理由があります。

また、事業そのものは、義手の販売ではなく、企業の宣伝などに使うことで収益がでるようになりました。

このプロジェクトから言えることは、「小さな問題を解決すること」でクリエイティブクラスになれるということです。

(もともと、この「Not Imossible Labs」はALS(筋萎縮性側索硬化症。筋肉が動きにくくなる病気)の患者のために、眼球の動きだけで絵を描ける装置を作っていました。このような難病の患者に対するサービスの需要もひとつの国だけでは少ないですが、世界を相手にすればそれなりの需要があるし、そもそも表現やメッセージという意味で強い訴求力があります。)

なので、「小さなことで良いから、解決したい問題を探そう」ということです。

解決したい問題さえ見つかれば、そのための進路も選びやすくなります。どこに行ってもできないなら「ウナギトラベル」のように起業するのでもよいし、大企業でなければ解決できない問題ならそこを目指せばいいのです。

例えば、ビッグデータを扱うことでしか解決できない問題なら、グーグルやアマゾンのような膨大な顧客データを持つ企業に就職するしかないです。

高い給料や安定した生活を求めてではなく、解決したい明確な問題があって、大企業を選ぶなら「クリエイティブクラス」になることは十分に可能なのです。

解決したい問題を発見し、上記の「5つの問い」に答える形でそこに文脈をつけることができれば、あとは実行するだけです。

 「さあ、クリエイティブクラスになって、一緒に働き方5.0をしようぜ!」という著者の主張に戻るのです。

私からの提案

以上が、本書の要約、そしてここからが私の意見・提案です。


私も「クリエイティブクラス」になりたいです。

ホリエモンやスティーブジョブズ、落合陽一のようなスーパースターになりたいです。

”けれど、どうやったらいい?”

そんな疑問を解決してくれたのが、この本でした。

著者曰く、「好きなことをして生きる(巷で話題の言葉)」では「クリエイティブクラス」にはなれないのです。

「好きなこと」だけでは足りない。「好きなこと」をしつつ、「社会の問題を解決する」ことが大事なのです。

つまり、「社会の役に立つこと」と「自分の好きなこと」が重なる場所を極めることが「クリエイティブクラス」への道です。

というわけで私も「小さなことでいいから、好きなことで問題を解決しよう」と思いました。

私の好きなことは、「ブログを書く、自分を表現する」こと。

解決したいことは、

  • 本を読む時間はないけど、有益な情報を簡単に手に入れたい
  • やりたいことがわからない
  • どう生きたらいいかわからない

という方の手助けをすること

それが、このブログでやったこと。

こういった「自分の好きなことで問題を解決し、継続して極めていくこと」の延長線上に、クリエイティブクラスがあります。

なので、この記事を読み、「クリエイティブクラス」になりたいと思う方には、私同様何かアクションをしてもらいたいです。

みなさんの好きなことは何でしょうか?(私にDMで教えてくれたら嬉しいです)

それを追求することは、誰かの役に立つ可能性が高いです。誰かに夢を与えるかもしれません。

少しでも興味のあることをやってみる。そしてそれを追求し、オリジナリティを高める。

やることがわかりましたね。あとは行動するだけです。

さあ、一緒にクリエイティブクラスを目指しましょう!

最後までお読み頂きありがとうございました。

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