この記事では、トルコで現地のセミプロサッカーチームに入団する方法を解説します。
筆者はセミプロチーム(Super Amateur LeaguesからAmateur Second Divisionまでのチーム)しかコンタクトを取ったことがないので、プロチームについてはわかりません。しかし、この記事で解説する方法はプロにも応用できるはずです。
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トルコサッカーリーグの構成
トルコリーグの構成はこちらです。
1部から4部までがプロで、5部から8部まで(Regional Amateur LeaguesからAmateur Second Divisionまで)がセミプロです。
詳しく知りたい人は引用元のWikipediaをご覧ください。
≫トルコリーグの構成を説明したページ(wikipedia)はこちらから
筆者の経験談ですが、それぞれのリーグのレベル感は日本と一緒と考えて問題ないです。
例えば、日本で関東2部(J6)でプレーしている場合、トルコ6部(Super Amateur Leagues)が丁度よいです。
トルコはセミプロチームで給料がでる!
実は、トルコのセミプロリーグは、選手によっては給料がでます。
一番下のレベル(Amateur Second Division)だろうと、
- ポペイロ(荷物運び係)がいる
- トレーニング中、後の水が無料で支給される
- 会費がかからない(日本だと、月会費など選手負担のところも多い)
- 練習着、ユニフォーム支給、洗濯の必要なし
- 全てのチームが専用の人工芝グラウンドあり(ただし、11vs11の全面コートを持つチームもあれば、フットサルコート程度のグランドしかないチームもある)
- 試合の日は朝ごはん支給、クラブハウスから会場まで送迎あり
などの扱いを受けられるクラブもあります。
セミプロの給料はいくら?
Amateur Second Division(トルコ7部)の場合、試合ごとに100TL(800円)の支給がありました。
2022-23シーズンのAmateur Second Division(トルコ7部)は4,5ヶ月のシーズンで公式戦が合計22試合あるので、22試合×100TL=2,200TL(17,600円)が年俸となります。
「2,200TL(17,600円)が年俸」ってショボく聞こえるかもですが、「トルコは物価も安いし、給料があることや練習環境が良いことなど、一般的な日本の7部よりも良い扱いを受けられる」、と筆者は感じています。
トルコセミプロの練習頻度はどんな感じ?
練習は週2~4回で、他に試合または練習試合が入ることが多いため、練習・試合・練習試合を全て含めると、週3~5回くらいの活動になります。
トルコのサッカーチームの探し方
イスタンブールで探す場合と、他の都市で探す場合で分けて解説します。
イスタンブールで探す場合
TFFイスタンブール支部のホームページから探すのがおすすめです。
イスタンブール以外の都市で探す場合
以下の2通りがあります。お好みで選んでください。
1.TFF(トルコサッカー協会)のホームページで探す
≫TFF(トルコサッカー協会)のチーム検索ページはこちらから
2.Sporzip(チームの戦績がわかる民間運営のサイト)から探す
トルコのサッカーチームに入団する方法
サッカーチームとの連絡のとり方
チーム名がわかったら、そのチーム名でググって、SNSアカウントやホームページを見つけます。
そして、Whatsapp、メールやSNSから連絡をとります。
経験上、「Whatsapp」はチームからの返信率が高いのでおすすめです。
「Whatsapp」は、日本で言う「LINE」のようなものです。
日本では「LINE」が流行っていますが、トルコやヨーロッパでは、「Whatsapp」が流行っています(もちろん、無料で使えます)。
Whatsapp使用上の注意点
日本の電話番号は「+81」ですが、トルコ電話番号は「+90」です。
そのため、トルコの電話番号を登録する場合、先頭に「+90」や「+9」を追加する必要があります。
例えば、「05382693317」という番号の所有者にメッセージを送りたい場合、「+905382693317」と登録する必要があります(筆者は最初これを知らず、めちゃくちゃ苦労しました笑)。
チームに伝える・聞くべきこと
チームに伝える・聞くべきことは次のとおりです。お好みでアレンジしてください。
- 自分の年齢
- 身長、体重、利き足
- トルコのどこに住んでいるか(日本にいるなら、いつからトルコに行くか)
- どこのポジションが得意か
- 過去の所属チーム
- いつから練習参加したいか
- チームは毎週何曜日に練習しているのか
トライアウトで入団
日本と違い、トルコでは、誰でもチームに入れるわけではありません。なので、Amateur Second Divisionだろうと、基本的に全てのチームでトライアウト(入団試験)があります。
トルコのチームトレーニングの特徴
いくつかのセミプロチーム(Super Amateur LeaguesからAmateur Second Divisionまで)でプレーした経験から、トルコサッカーのチームトレーニングの特徴を解説します。
鳥かごして、アップという流れで練習がはじまる
全体練習は鳥かごを10分程して、→アップ(ウォーミングアップ)を20分ほどしてから、ゲームなりセットプレーなり、その日の練習、というチームが多いです。
いきなり鳥かごスタートです。
なので、全体練習の前に、近くの公園なりどこかで個人的にアップをしていくのがオススメです。
鳥かごの特徴
3タッチ以降からボールを奪っていい
「3タッチ以降からボールを奪っていい」というチームがほとんど(チームによるので要確認)。2タッチ以内で奪っても鬼は交代できない。
鬼は3人、外は7~10人くらい
鳥かごの人数で、鬼は3人、外は7~10人くらいというパターンが多かったです。
ラントレ(走り)が多い
フィジカルトレーニング(ステップやラントレ)がほぼ毎回の練習であります。
なので、練習参加前に、走れる体にしておくことが重要です。
筆者はトルコ式のハードなラントレで人生初の肉離れを経験しました笑
トルコの個サル事情(イスタンブールの場合)
トライアウトが厳しく、入団が厳しい場合は、個サル(個人参加型サッカー)で腕を磨くのがおすすめです。
ここでは「eat_pray_football」という個サルをご紹介します。
eat_pray_football
「eat_pray_football」は、イスタンブールで開催されている個サルです。
申し込みにはWhatsappでAlina(eat_pray_footballを運営するロシア人女性)に連絡する必要があります。
Alinaの電話番号はeat_pray_footballのInstagramから確認してください。
≫eat_pray_footballのInstagramはこちらから
2022年現在、AlinaのWhatsappは「+905382693317」です。
Alinaはめちゃくちゃフレンドリーで優しいです。お気軽にご参加ください!