この記事にたどり着いたということは、あなたもやってしまったのでしょうか?
前十字靭帯断裂。
私もやってしまいました。両膝。
辛いですよね。私も辛かったです。私は19歳の時に右膝(BTB法)、21歳の時に左膝(STG法)を断裂し手術しました。(※「BTB」、「STG」は手術のやり方)
片膝だけで復帰に8ヶ月ほどかかるのに両膝やってしまい、痛みにも悩まされ復帰には2年間ほどかかりました。
人生を賭けてラクロスをしている中での負傷で、本当に絶望しました。
同じような経験をしているあなたに、伝えたいことが5つあります。
最初は無気力でいい。絶望でいい
怪我すると歩けなくなり、ベットや床で寝ることしかできなくなります。
ずっと寝たきりの生活をしていると精神的に病みます。
これはどうしようもないので感情に流されましょう。
絶望のどん底に突き落とされますが、どん底であるほど、あなたはこれから大きく成長できます。
泣いても大丈夫です。今は悲しみ、絶望する時期です。
そろそろ起き上がろう(リハビリに向けモチベーションをあげよう)
数週間も経てば歩けるようになりますね。(手術しなくても)
そろそろ起き上がりましょう。復帰に向けて自分の心に火をつけましょう。
手術について
手術した方、色々とお疲れ様でした。
- 術前同意書に「たまに手術で死ぬことあるから」って書いてあってドキッとしますよね
- 麻酔が切れて悶え苦しんだ時は辛かったですよね。地獄ですよね
- あそこから管を抜かれる瞬間は思い出したくないくらいですよね
- 膝パンパに腫れるし曲がらないし…とにかく辛いですよね
地獄を経験することなんて人生のうちでそう多くはありません。
貴重な体験だとポジティブに捉えましょう。
術後しばらくしたらリハビリしましょう。
モチベーションがあがるものを5つ紹介します。
MOROHA『三文銭』
噂によると夢は生き物で愚痴や言い訳ですぐに弱っちまうらしいんだ
唯一の好物は可能性 よかった 俺やあんたも腐る程持ってる
頑張りだけじゃ足りないとしたって
頑張る事しか出来ない同志達
自分を客観視なんてすんな 俺達の目はここについてる
可能性は0じゃありません。夢や目標を諦めてはいけません。
ケツメイシ『仲間』
下を向いてないで、次は頑張れよ。結果より気持ちだろ。俺らに必要なのは。
気持ちで負けちゃいけません。絶対に最速で復帰してやりましょう。
井上雄彦著『リアル』
様々な経緯から車椅子バスケと関わることになった人々のアツい物語。
絶望の淵から立ち上がる彼らの姿に勇気をもらえます。
ちなみに、「Kindle Unlimitedの無料体験」であれば、無料でリアルが読めます。
30日間無料なので、29日目あたりで解約すれば、特にお金はかからないです。
特に入院中とかはめちゃくちゃ暇なのでオススメです。
友達に連絡
私は、人に弱音を吐くことが苦手です。
”ダサいやつ”・”女々しいやつ”と思われたくないから。
けれど耐えきれず、友達に弱音を吐きました。
こんな時こそ人に頼りましょう。
動画を見る
ラクロスをはじめるきっかけになったPVを見て大泣きしました。
Youtubeには沢山の動画があります。「モチベーションアップ」「辛い」とかで検索すれば良い動画が出てくるでしょう。
リハビリして復帰しよう
ここはブログの本題ではないのでシンプルに終わらせます。お医者さんやトレーナーさんに指導してもらいながらリハビリしましょう。
とはいえ、トレーニングだけではダメで、靭帯の修復や筋肉の回復のためにリカバリーも大切です。
リカバリーについては以下の記事で解説しています。
装具について
装具は高いし、汗で蒸れます。
しかも、通りすがりの人にじろじろ見られる…
バスとか電車の視線もなかなか嫌ですよね。
けれど隠すこともできないので堂々とするしかないです。
「どうだ?格好いいだろ」と。
あなたは強くなった
前十字靭帯断裂という大怪我を経験することであなたは大きく成長しました。
この、大きな大きな挫折を味わうことにより得られるメリットを5つ紹介します。
怪我を予防できる
大怪我をすることによってあなたは怪我についてかなり詳しくなりました。
その知識をいかして、怪我の予防に努めましょう。
私はいつの間にかリカバリーマニアになっていました。
同様の経験をした人に寄り添える
私が復帰した後、チームメイトや知り合いで同じ怪我をする人がいました。
彼らの気持ちを一番分かってあげられるのはあなたです。
怪我をしたからこそ大切な友人の支えになることができるのです。(怪我をしなくても支えになれますが、同じ経験をしたからこそもっと近くで寄り添える)
素晴らしいことではありませんか?
友達が増える
リハビリの過程で様々な出会いがあるはずです。
- お医者さん
- トレーナーさん
- 病院で知り合う患者さん
- 入院で知り合った人
- 怪我を機に話すようになった人…
私は新宿の「大久保病院」に入院しました。
高校生から90歳のおじいちゃんおばあちゃんまで様々な人たちと入院生活を共にし、退院後も交流したりなど様々な経験が出来ました。
メンタルが強くなる
激痛、絶望、辛い長期間のリハビリ、膝に装具をつけて街を歩くとじろじろ見られることなど笑。
すべてを乗り越えたあなた。
あなたは最強のメンタルを手に入れました。
次に来る困難など、前十字靭帯断裂にくらべたらチョロいもんです。
余談ですが、私の祖父は「戦争中フィリピンで被弾した時の痛みや、シベリア抑留時の過酷さと比べたらチョロいもんだ」とよく言っていたそうです。
レベルが違いますが私の言いたいのは同じようなことです。
就活やブログなどで話せる
挫折経験は大きな持ちネタになります。
就活無双できます。人生の持ちネタになります。
私は両膝手術の話で市役所から内定をもらいました。そして数年後の今ブログに書いています。
前十字靭帯断裂から復帰したスーパースターたち(先輩の事例を参考にしよう)
- ロベルト・バッジョ(サッカー)
- 椎名伸志(サッカー)
- Greg Gurenlian(ラクロス)
- 高橋大輔(フィギュアスケート)
上記の方々は数多の手術を経験してもなお、アスリートとして第一線で活躍し続けた(活躍し続けている)スーパースターです。
夢を叶えた人に共通することは「諦めなかったこと」です。
絶対復帰してやりましょう。
※両膝手術の方へ
両膝がいくとかなりメンタルやられます。
「また同じリハビリをやるのか…」
と。
ここで私がオススメするのは、両膝を違う術式で手術してもらうことです。
私の場合、右膝はBTB法で、左膝はSTG法です。
術式が違うとその後の経過やリハビリが微妙に異なり、新たな刺激を感じられるので楽しいです。
また、違う術式を知ることで知識も広がります。
まとめ
前十字靭帯断裂という、とてもとても大きな怪我であなたは爆発的に成長できます。
どん底なので、あとは這い上がるしかないのです。
これからは成長しかない。
そう考えたら最高ですよね?
負けないでください。
私も頑張ります。
共に頑張りましょう。